詐欺被害金 資金洗浄疑い 主要メンバー含む数人出国か 逮捕状

時間: 22/05/2024   ソース: 匿名   数字をクリック: 1160

川崎市の会社役員、藤井亮平容疑者(41)ら12人は、去年6月までの2年近くの間に、実体のない会社、いわゆるペーパーカンパニーを設立したうえで、詐欺の被害者などから法人名義の口座に振り込まれた金、合わせて550万円余りを別の口座に移してマネーロンダリング=資金洗浄を行ったとして、組織犯罪処罰法違反などの疑いで21日逮捕されました。

容疑者らは「リバトングループ」を名乗り、さまざまな犯罪グループから依頼を受けて資金洗浄を繰り返していた疑いがあり、管理する4000以上の口座には少なくとも600億円が入金されていたということです。

警察はほかにも30人以上が関わっているとみて捜査していますが、このうち主要なメンバーを含む数人が海外に出国した疑いがあることが捜査関係者への取材で分かりました。

グループは2021年5月ごろから活動していたとみられるということで、警察はこの数人について組織犯罪処罰法違反などの疑いで逮捕状を取り、行方を捜査するとともに、グループの実態解明を進めています。